ストレートネックの頭痛に痛み止め、続けていませんか?原因と悪化リスクをわかりやすく解説
身近な人に起きた出来事から、「知っていれば避けられたかもしれない」と強く感じたことがあります。今回は、ストレートネックが原因の頭痛に痛み止めを飲み続けた結果、症状が悪化してしまったケースを紹介しながら、正しい対処法をまとめました。 同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。 ■ 叔母に起きた“原因不明の頭痛と発熱” ある日、私の叔母から「急に熱が出て頭がズキズキしてつらい」と連絡がありました。最近はインフルエンザも流行していたので、最初はそこまで深刻に考えていませんでした。 ですが病院を受診したところ、 処方されたのは 痛み止めだけ。「しばらく様子を見ましょう」と言われたそうです。 ところが数日飲み続けても全く良くならず、むしろ頭痛も熱感も強まっている…。心配になった私は、改めて詳しく症状を聞いてみました。 そこで見えてきたのが、ストレートネックが関係している頭痛でした。 ■ ストレートネックとは? ストレートネックとは、本来ゆるく前方にカーブしている首の骨(頚椎)が、まっすぐに近い状態になってしまうことです。 首のカーブは、約4〜6kgある頭の重さを分散する役割があります。しかしスマホ姿勢・猫背・長時間のデスクワークが続くと、カーブが失われ、首に大きな負担がかかります。 その結果、 など、体のあちこちに不調が現れます。 叔母の場合も、日頃の姿勢や生活習慣からストレートネックになっていた可能性が高いと感じました。 ■ ストレートネックによる頭痛の特徴 ストレートネックによる頭痛は、筋肉の緊張や血流の低下、神経の圧迫などが原因で起こります。 よくみられる症状は、 叔母に現れていた症状も、まさにこのタイプでした。 ■ 痛み止めはどう効く?なぜ一時的にラクになるのか 痛み止め(鎮痛剤)は、痛みを感じる仕組みを弱める働きがあります。炎症を抑えたり、痛みの信号が脳に届きにくくなることで、症状が軽くなったように感じます。 また一部の痛み止めでは、血管が収縮して血流が低下することで痛みの感覚が和らぐと言われることがあります。血流が減ると一時的に痛みを感じにくくなるため「効いた」と感じますが、これはあくまで一時的なものです。 ここで問題なのは、ストレートネックによる頭痛そのものが“血流の悪さ”で起きているケースが多いことです。 そこに痛み止めでさらに血流が下がるような状態が重





